Windows Updateの概要と重要性
今回はWindows10のWindows Updateについて最低限知っておきたいことを中心に話していく。
なぜWindows Updateが重要なのか
Windowsはこれまでに、XP→7→8→8.1→10 と数年おきにOSのバージョンアップを繰り返してきたが、一応今のところWindows10が最後のバージョンアップとされている。
ではWindows10で製品開発自体が終了になるのか、というとそういうわけではない。Windows10からは定期的にWindows Updateによって機能が更新されていく仕組みになっている。
2種類のWindows Update
Windows Updateには大きくわけて2種類のアップデートがある。FUと略される、機能アップデート（Feature Update）と、QUと略される、品質アップデート（Quality Update）の2つだ。
FUアップデートについて
FUは一年に2回のリリースを予定している。現在最新の「1909」の19は “2019” 年から来ていて、09は “9” 月から来ている。といっても、1909は9月でなく11月にリリースされている。その年の上半期を予定しているアップデートには “03” が、下半期の方には “09” が付くようになっている。
FUも、後ほど記載するQUも無償でアップデート可能だが、FUに関してはアプリとの互換性を考慮してアップデートしたほうが良いため、企業ではリリースと同時にアップデートはしないことがある。
と言っていつまでもFUを更新しないと、古いFUは次々にサービス終了していくため、2つ以上最新より前のFUにはならないように心がけておきたい。
リリース情報は次のページを参照するとわかりやすい。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/release-information/
QUアップデートについて
QUは毎月2回ペースで提供されている。
Quality Updateの “Quality” は主にセキュリティ品質のことを示唆しているので、すごい頻度で更新が行われるようになっている（悪意のある人がすぐにセキュリティの穴を見つけてウイルスを作成するため）。
上記理由からQUはなる早で更新したほうが良い。
QUはFUごとに提供される。FUのところでも少し触れたように、古いFUはサービス終了となりQUが提供されなくなる。厳密には古いFUのままでも使い続けることはできるが、セキュリティの穴だらけ、ウイルス感染され放題になるので原則NG。
Windows Updateの方法
QUの場合：
[スタートボタン]>[設定]>[更新とセキュリティ]>[プログラムのチェック]
FUの場合：
[スタートボタン]>[設定]>[更新とセキュリティ] から
“Windows10、バージョン●● の機能更新プログラム” の [ダウンロードしてインストール] をクリック